北村一輝、1969年生まれの日本の俳優。
本名は北村康。
大阪府大阪市の出身で、弓削商船高等専門学校を中退しています。
映画好きが高じて、タイロン・パワー主演の『海の征服者』に触発され、海賊になる夢を抱きましたが、商船高専で海賊になれないと気づき、俳優を志しました。
挫折と再起:世界を旅した後の転機
19歳で上京した北村は、エキストラとしての活動が中心でした。
一時は俳優業を諦め、オーストラリアや南アメリカ、東南アジアを約4年間放浪しました。
しかし、逃げ出したまま終わることを望まず、帰国しました。
その後、三池崇史や望月六郎の作品との出会いが転機となり、俳優としてのキャリアを築きました。
演技への情熱:異例の役作り
北村一輝は役作りへの情熱が印象的。
例えば、映画『鬼火』でゲイバーのママ役を演じるために、新宿2丁目で実際のゲイバーに行くなどの努力をしました。
また、『JOKER 厄病神』では役作りのために前歯を抜歯するなど、役に対する献身的な姿勢を見せています。
多才な才能:特技と私生活
特技は日本舞踊(坂東流)、乗馬、空手、水泳など多岐にわたります。
私生活では、1993年に一般女性と結婚し、長男をもうけましたが、2012年に離婚。
その後、2019年に再婚しています。
北村一輝の経歴は、映画への情熱から始まり、海賊になる夢、そして俳優としての転機、異例の役作りへの取り組み、そして多彩な才能と私生活に至るまで、非常に多様で興味深いものです。
彼のキャリアは、困難を乗り越え、自身の夢を追求する姿勢の素晴らしい例です。